40代男性のニオイ対策、家でできることまとめ|頭・体・服・寝具の4か所
朝、枕カバーを替えようと持ち上げたら、使い古した油のようなニオイがふわっとした。
夕方、脱いだワイシャツのえりが、なんとなく気になる。
40代になって、そんな小さな「あれ?」が増えてきていませんか?
体のニオイは、年齢とともに変わっていくもの。
でも、原因が分かれば、家でできる対策はちゃんとあります。
頭・体・服・寝具の4か所に分けて、今日から変えられることを整理しました。
- 40代男性のニオイには、頭まわりの「ミドル脂臭」と、皮脂の変化による「加齢臭」がある
- 自分のニオイには慣れてしまうので、脱いだ服でチェックするのが確実
- まず見直したいのは、頭の洗い方。ぬるめのお湯で予洗いして、後頭部まで泡で洗う
- 服はえり・わきに洗剤を直接。寝る前は髪を乾かし、枕カバーはこまめに洗う
40代のニオイは「ミドル脂臭」と「加齢臭」

「おじさんのニオイ=加齢臭」と思われがちですが、40代の男性のニオイは、じつは2種類あります。
ミドル脂臭:後頭部やうなじから出る
ひとつめは、化粧品メーカーのマンダムが見つけた「ミドル脂臭」。
30代半ばから50代半ばの男性でいちばん強くなり、後頭部や頭のてっぺん、うなじを中心に出てくるニオイです。
「使い古した油のような臭い」と表現されていて、枕のニオイの原因にもなるそう。
汗にふくまれる成分を、肌にいる菌が分解するときに生まれる「ジアセチル」という成分が原因とされています。
参考:マンダム 汗とにおい総研「ミドル脂臭|においの発生メカニズムと対処法」(2026年10月26日確認)
加齢臭:40歳を過ぎたころから
ふたつめが、おなじみの「加齢臭」。
資生堂の研究によると、原因は「ノネナール」という成分で、40歳を過ぎたころから男女ともに体のニオイにふくまれるようになります。
年齢とともに皮脂の成分が変わり、それが酸化することで生まれるそうです。
ニオイは人によって違いますが、「ロウソク」や「古本」に似ているとたとえられることも。
資生堂は、加齢臭は「誰にでも起こること」で、必要以上に神経質にならなくていいとも説明しています。
どちらのニオイも、皮脂と汗が関わっているのは同じ。
だから対策も、皮脂をためないことが中心になります。
参考:資生堂「あなたは大丈夫!?加齢臭対策」(2014年2月)(2026年10月26日確認)
自分のニオイは、自分では気づきにくい
やっかいなのは、自分のニオイには鼻が慣れてしまうこと。
資生堂は、次のようなチェック方法を紹介しています。
- 1日着た服を脱いで、しばらく置いておく
- 時間がたってから、わきやえりのニオイをかいでみる
- 自分で分かるくらいなら、まわりの人も気づいている可能性がある
家族に「見えない身だしなみ」としてチェックしてもらうのもひとつの方法です。
面と向かって聞くのが照れくさいなら、「最近、枕のニオイどう?」くらいの軽さで聞いてみてください。
参考:資生堂「あなたは大丈夫!?加齢臭対策」(2014年2月)(2026年10月26日確認)
家でできる対策は4か所

ここからは、頭・体・服・寝具の順に、家でできることを見ていきます。
全部を一度にやらなくても大丈夫。
まずは、ミドル脂臭の出どころである「頭」から始めるのがおすすめです。
1. 頭:洗い方を変える

ミドル脂臭は後頭部やうなじから出るので、頭の洗い方がいちばんのカギになります。
マンダムがすすめている洗い方をまとめると、次の5ステップ。
- ブラッシング:洗う前に髪をとかして、整髪料や汚れを浮かせる
- 予洗い:38〜40度のぬるめのお湯で、約1分かけて流す
- 泡で洗う:泡を頭皮に密着させ、額の生え際から襟足まで、指の腹で小刻みに洗う
- 2度洗い:泡立ちが悪いときは皮脂が多いサイン。洗う1分+すすぎ30秒を2回くり返す
- 乾かす:タオルで水気をとり、ドライヤーで頭皮まで乾かす
とくに洗い残しやすいのが、頭の「ハチ」と呼ばれる横の出っぱりのまわりと、後頭部の丸い部分。
シャンプーの時間が、いつもより1〜2分長くなるくらいのイメージです。
シャンプーを選ぶなら、ミドル脂臭向けに、ニオイのもとになる菌をおさえる成分が入ったものがあることも覚えておいてください。
参考:マンダム 汗とにおい総研「ミドル脂臭|においの発生メカニズムと対処法」(2026年10月26日確認)
2. 体:皮脂をためない
加齢臭のもとは皮脂なので、入浴やシャワーでその日の皮脂を洗い流すのが基本。
ミドル脂臭が出やすいうなじや首の後ろは、体を洗うときにも意識して洗いましょう。
汗をかいた日の外出先では、シートタイプのデオドラントで汗や皮脂をふきとるのも資生堂がすすめる方法のひとつ。
ボディソープを選ぶときは、パッケージの表示を見てみましょう。
「医薬部外品」「薬用」と書かれたデオドラントのボディソープには、殺菌成分の働きで「体臭・汗臭を防ぐ」と表示されているものがあります。
ただし、どんなボディソープでも、ニオイが完全になくなるわけではありません。
ゴシゴシこすると肌をいためるので、泡でやさしく洗ってください。
参考:資生堂「あなたは大丈夫!?加齢臭対策」(2014年2月)/無印良品「薬用デオドラントボディソープ」(表示の例)(2026年10月26日確認)
3. 服:えり・わきに洗剤を直接
洗ったはずの服がにおうのは、落としきれなかった皮脂汚れが原因のひとつです。
皮脂汚れは時間がたつと酸化して、黄ばみやニオイに変わっていきます。
ライオンがすすめているのが、汗のつきやすいえり・袖・わきに、洗剤を直接塗ってから洗う方法。
ワイシャツや肌着こそ、試したいひと手間です。
もうひとつ気をつけたいのが、冬のコートやセーター、スーツ。
資生堂によると、男性は同じ服を続けて着たり、クリーニングに出す回数が少なかったりして、服にニオイがこもりやすいそうです。
冬にニオイを感じやすいのも、洗う回数の少ない服が増えるため。
同じスーツを2日続けて着ない、帰ったらハンガーにかけて風を通す、といった習慣から始めてみましょう。
参考:ライオン「残念な結果にしない夏物衣料の洗濯・収納方法」(2018年9月6日)/資生堂「あなたは大丈夫!?加齢臭対策」(2014年2月)(2026年10月26日確認)
4. 寝具:髪を乾かしてから寝る
枕のニオイは、ミドル脂臭がうつったものかもしれません。
マンダムは、頭皮が湿ったままだと菌が増えやすく、ニオイの原因になると説明しています。
お風呂上がりに髪を乾かさずに寝るのは、枕のためにも避けたい習慣。
ドライヤーで頭皮まで乾かしてから布団に入りましょう。
枕カバーは、皮脂や汗がたまる場所なので、こまめに洗うのが基本です。
洗濯が追いつかないときは、枕の上にタオルを1枚敷いて、毎日取りかえるのも手軽な方法。
参考:マンダム 汗とにおい総研「ミドル脂臭|においの発生メカニズムと対処法」(2026年10月26日確認)
食事と生活のことも、少しだけ
資生堂は、体のニオイは食生活やストレス、生活習慣にも影響されると説明しています。
脂っこい食事が多い人、たばこやお酒をよくとる人は、ニオイが強くなる傾向があるそうです。
いきなり全部を変えるのはむずかしいので、揚げものの日を少し減らす、寝る前の1杯を見直す、くらいから。
ストレスをためこまないよう、自分なりにほっとできる時間をつくることも、ニオイ対策のひとつです。
参考:資生堂「あなたは大丈夫!?加齢臭対策」(2014年2月)(2026年10月26日確認)
今夜のシャンプーを、いつもより1分長く
ニオイは目に見えないぶん、気になりだすと止まらないもの。
でも、原因の多くは皮脂と汗で、家での洗い方を変えるだけで手が打てます。
今夜は、ぬるめのお湯で1分予洗いして、後頭部まで泡で洗ってみる。
そして、ドライヤーで頭皮まで乾かしてから寝る。
それだけで、明日の朝の枕は少し違って感じられるかもしれません。
洗ったあとの肌の乾燥が気になる人は、こちらの記事も参考にどうぞ。
